ロックシュリンプとは
ロックシュリンプは、東南アジア原産の大型の淡水エビです。その独特な摂餌行動と存在感のある姿が特徴的です。第1、第2胸脚に細かい毛が密生しており、これを広げて水中の微生物や有機物を濾し取って食べます。
詳しくは「ロックシュリンプ(アジアロックシュリンプ)をご紹介」の記事で紹介しています。
ロックシュリンプの飼育のポイント
ロックシュリンプの水槽はどれくらいがいい?
ロックシュリンプは、体長は最大で8cm程度まで成長する大型の淡水エビです。単体飼育であれば小型水槽などでも飼育は可能です。大きな体を維持するためかよく食べますが、なにぶん食べるのが下手くそです。他のヌマエビや魚と一緒に飼育していると餌を簡単に取られてしまします。単体飼育であればエサを取られる心配がないので小型でも良いと思います。混泳の場合は、どうしても餌を多めに入れる必要があるので水量が少ないと水質の悪化につながりやすいため、少し大きめの水槽の方が良いです。
ロックシュリンプの水質・水温はどれくらいがいい?
ロックシュリンプは、弱酸性~弱アルカリ性の水質を好みます。過度に水質を傾けていない限りは特に気にするレベルではないです。水温は20〜28度程度の水温が適しています。他の生体にも言えることですが、極端な高温・低温はさけましょう。
ロックシュリンプの餌はなにがいい?
ロックシュリンプは、水中の微生物や有機物(魚のフンなど)に発生するインフゾリアなどを濾し取って食べます。水槽で飼育する場合は微生物などが少なく餓死する可能性があるので、別途人工飼料をあげるのが良いです。エビ用の沈下タイプの餌をあげましょう。私の場合は、市販されているPSBウォーターも併用しています。
また、水槽のレイアウトを考えてエサの食べかすが溜まりやすい位置の近くにロックシュリンプの隠れ家を設置することも有効です。私の水槽の場合は、ロックシュリンプたちの隠れ家のすぐ近くが餌場になっています。
映像では見切れていますが、すぐ手前にエサを入れるようの器があります。目の前2つの土管と右側の見切れているオブジェがロックシュリンプ達の隠れ家です。
ロックシュリンプとの混泳は?
ロックシュリンプ自体は非常におとなしい性格で他の生体を攻撃することはありません。とにかく、エサを食べるのが下手で、あまり活発な魚などと混泳させると餓死の可能性があるので注意が必要です。
ロックシュリンプの飼育における注意点
- 水質の変化には弱いので導入する際は水合わせをしっかり行いましょう。
- 高頻度で水替えをすると水質の変化で弱ってしまいますのでご注意ください。
- 水草を導入する場合、残留農薬には要注意です。
- 餓死が一番の危険なので、混泳する生体やエサの与え方には注意しましょう。
- 淡水水槽での繁殖は不可です。幼生時期を汽水域で過ごすためです。

ロックシュリンプは、明るい時間帯は隠れ家に籠ったり、隠れ家で摂食行動のダンスを踊っていることが多いです。だいたい夜暗くなると隠れ家から表に出てきて、砂を漁ったり摂食行動のダンスをしています。
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